皆さんこんにちは。８月の日曜礼拝のご案内です。
８月５日(日)
ガラテヤの信徒への手紙６：１～４
「宗教がないなら平和？」
８月１２日(日)
士師記１１：２９～４０
「私を忘れないで」
８月１９日(日)
ペトロの手紙Ⅰ ２：２１～２５
「『救い』って何ですか？」
礼拝後、野の花文庫「夏の集い」を行います。
詳細は別記事にてご案内します。
８月２６日(日)詩編２７：４～６
「思い直せば。」
・・・
暑い日が続きます。体調に気をつけてお過ごし下さい。
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日本キリスト教団はりま平安教会
牧師 松本あずさ
〒675-0038
兵庫県加古川市加古川町木村112-2
電 話：079-426-8863(FAX兼用)
メール：harimaheianchurch(あっとまーく)yahoo.co.jp
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2018年7月29日日曜日
2018年7月27日金曜日
個人的なこと。
私事ですが、先日婚約しました。
場所は、はりま平安教会で行いました。はりま平安教会の皆様にも参列いただきました。婚約式を無事に終えることができて、感謝でした。
「よかったね」「おめでとう」と声をかけていただく中、
わたしは結婚よりも別の下心があって喜んでいました。
それは「結婚しないの？」という圧力から解放される事。
悪気があって言われているのではない、些細な世間話だ、
わたしのことを気にかけてくださっているのだと思っても
あまり気持ち良いものではありませんでした。
「いい人いないのかな？結婚は？」と噂話されないで良い！
女性牧師（ベテラン）から「結婚は女性の幸せ」という話を延々
聞かされることも無くなる！ヽ(；▽；)ノ
「教会に長く居てくださいね、そのためには早く結婚を！」と、言われることもない！
「結婚してあげようか？」「あの教会の牧師は独身だ、どうだろうか」と結婚する性的な対象として見られたり、品定めされたりも無くなる！やった！ヽ(；▽；)ノヽ(；▽；)ノ
と、思っていました。
ですが、次に待っていたのは「赤ちゃん」の圧力でした。
「元気な赤ちゃんを産めますよ」「２人は産めるわよ」等、キラキラした目で教会の方から言われます。
あぁ、まだ終わらないんだと思いました。
これからも、モヤモヤした気持ちを抱えて、我慢しないといけないのかと思い、ガッカリしました。
・・・
新教出版社から出ている冊子『福音と世界』2016年12月号にも、同じ思いを抱えている女性牧師の文章があります。
一度お会いしたことがあります、とても気さくで話しやすい方でした。今のわたしと同じで、読み返しては「わかる！わかる！」と頷きながら読んでいました。皆、結婚しろ子どもを産めという質問に何かしら引っ掛かりを感じるのです。
・・・
「結婚しなさい」「子どもは？」という話題になるとき、
わたしはいつも薄ら笑いを浮かべて、やり過ごしています。
わたしが不快に感じていると伝えても、この人には理解できないだろうな。言っても「これはセクハラ発言ではない、わたしは良かれと思って言っているのよ」「聞いて当然のことじゃない」などと話を広げられるのも嫌だ。「そんなつもりじゃなかったのに」「今の若いもんは、神経質だ」と噂話されるのも面倒だ。早く終われ、終われと思いながら「そーですねー」「はーい、わかりましたぁー」と気のない返事を繰り返し、引きつった笑顔を浮かべ、逃げていました。
後で、その時の自分の行動を振り返り、情けなくなります。「いい人ないの？」「早く結婚を」という話題が嫌い。何も言えなくてヘラヘラ笑い続けている自分も嫌い。情けなくって嫌い。自分が嫌い。心の中で何度も、自分を殴りつけてしまう。
「対応は、これで良かったのか」「わたしは一生、結婚や女の幸せ論から逃げられるのか」について考えました。反対の立場だったら？わたしが無神経な発言をして、相手を傷つけた時、どういう言葉かけをして欲しいだろうかと考えました。
・・・
わたしが加害の立場なら「その発言は、わたしを傷つけるものです。言われて、苦しい。そういうことを言うのは止めてほしい」と教えて欲しいです。自分の痛みには敏感なくせに、他人の痛みには鈍感でいてしまう、どうしようもない人間だから。変わりたい、切り替えたいと願っているので、申し訳ないのだが一から教えて欲しいと、頭を下げたいです。
わたしは経験の浅い牧師ですが、無神経なことを言ってしまったと後悔することが何度もあります。たくさんの人を傷つけてしまいます。寝る前には自分の中で反省会をし、神様に思いを打ち明け、お祈りをしなければ眠れません。
本人ではなく、別の方から指摘を受けることもあります。
牧師に直接言いづらい、でも苦しい、傷ついたと思う時、「誰にも言わないで欲しいんだけど…」と別の方に相談する。後日、その人から「○○さん、松本先生の発言で傷ついていますよ」と言われる。何名かの方から親切で教えていただき「そうだったのか」「たしかに、あれは酷い発言だった」と反省します。できたら、わたしに直接、教えて欲しい。そうすれば、すぐに本人に謝ることができるから。
・・・
今、はりま平安教会は会堂建築の幻を抱き、祈りを合わせています。また「キリストの風（LGBTセクシャルマイノリティの方々のキリスト教教派を超えた集まり）」集会からのアンケートを教会全体に呼びかけています。
役員会でも「新しい教会堂」「どのような教会を目指すのか」「LGBTセクシャルマイノリティの方が安心して通える教会とは」という話も出ています。
そんな話をする中で、「結婚！子ども！」という言葉をヘラヘラ聞き流している牧師、セクハラ発言から牧師が逃げている教会って、それじゃ居心地悪すぎる教会だよな、と思いました。
・・・
LGBTの方が安心して来られる教会ではないかもしれない。出席簿は「男性・女性・子ども」で分けているし、新来会者カードも「男・女」に丸をつける箇所がある。変えていきたいと働きかけている途上。無神経な発言を聞くかもしれない。
でも、変わりたいと思っています。「それ言われると、嫌な気持ちになる。やめてください」と言える教会、指摘を受けたら「嫌な気持ちにさせてしまって、ごめんなさい。教えてくれてありがとう」と言える教会。これからも、神様から与えられたいのち、１人１人の存在が良しとされることを証できる教会になるために変わっていく教会でありたい。
そんな風に言える牧師でありたいです。
・・・
わたしも今後は「子供を産め」の発言に丁寧に返事をしていきたいです。
「女性の幸せは結婚」と語られる女性牧師からも逃げ回っていましたが、今度会って、また同じ話をされたら、うまく自分の気持ちを言えるようになりたいです。
「・・・ご自分が結婚されて、それが幸せだったということは、お話しを聞いていてよくわかりました。でも、違う価値観の人もいるかもしれない。少なくても、わたしは「女性は養ってもらい、子どもを産むことが幸せ」とは思わない。その言葉は人を傷つけます。わたしは、言われて苦しい気持ちになります。「結婚したいと、女性なら普通はそう思うもの。家族も望んでいるはず」と言われますが、そう言われて傷ついている人、苦しんでいる人がたくさんいます。わたしは、傷ついている人たちの味方になりたい。そんな価値観が全てじゃない！と言える側に立ちたいです。「人間の人生は違うし、その人が何を幸せに感じるかは、１人１人ちがいます。でも、どんな人生でも、あなたが一生懸命いのちを燃やして生きている姿を、神様は祝してくださいますよ」と言える牧師、教会でありたいと願っています。」
教会でも、自分の気持ちを言えますように・・・。
「「早く元気な赤ちゃんを産んでください」と言われるのは、「産んで当然」「産む能力があって当然」「健康な子どもを産んで当然」と決めつけられているみたいで、すごく居心地が悪いです。わたしを傷つけるためではなく、心配して言ってくれているのはわかります。でも、言われるのが辛いんです。妊娠するかもしれないし、そうじゃないかもしれないし、将来どうなるかはわかりません。
もし、祈っていただけるのでしたら、どうか、パートナーとわたしが十分に話し合い、決断したときに、わたしたちの思いを応援してください、祈ってくださいとお願いすることが出てくると思います。その時には、ぜひ、祈りの支えになってください。」
今までは、結婚子どもの話題が出たら嫌だなとビクビクしていました。でも、「次に言われたら、こう言おう」「わたしの気持ちを言おう」と思ったら、少し元気が出てきました。今感じている力を、神様どうか失うことがありませんように。
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日本キリスト教団はりま平安教会
牧師 松本あずさ
〒675-0038
兵庫県加古川市加古川町木村112-2
電 話：079-426-8863(FAX兼用)
メール：harimaheianchurch(あっとまーく)yahoo.co.jp
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場所は、はりま平安教会で行いました。はりま平安教会の皆様にも参列いただきました。婚約式を無事に終えることができて、感謝でした。
「よかったね」「おめでとう」と声をかけていただく中、
わたしは結婚よりも別の下心があって喜んでいました。
それは「結婚しないの？」という圧力から解放される事。
悪気があって言われているのではない、些細な世間話だ、
わたしのことを気にかけてくださっているのだと思っても
あまり気持ち良いものではありませんでした。
「いい人いないのかな？結婚は？」と噂話されないで良い！
女性牧師（ベテラン）から「結婚は女性の幸せ」という話を延々
聞かされることも無くなる！ヽ(；▽；)ノ
「教会に長く居てくださいね、そのためには早く結婚を！」と、言われることもない！
「結婚してあげようか？」「あの教会の牧師は独身だ、どうだろうか」と結婚する性的な対象として見られたり、品定めされたりも無くなる！やった！ヽ(；▽；)ノヽ(；▽；)ノ
と、思っていました。
ですが、次に待っていたのは「赤ちゃん」の圧力でした。
「元気な赤ちゃんを産めますよ」「２人は産めるわよ」等、キラキラした目で教会の方から言われます。
あぁ、まだ終わらないんだと思いました。
これからも、モヤモヤした気持ちを抱えて、我慢しないといけないのかと思い、ガッカリしました。
・・・
新教出版社から出ている冊子『福音と世界』2016年12月号にも、同じ思いを抱えている女性牧師の文章があります。
一度お会いしたことがあります、とても気さくで話しやすい方でした。今のわたしと同じで、読み返しては「わかる！わかる！」と頷きながら読んでいました。皆、結婚しろ子どもを産めという質問に何かしら引っ掛かりを感じるのです。
・・・
「結婚しなさい」「子どもは？」という話題になるとき、
わたしはいつも薄ら笑いを浮かべて、やり過ごしています。
わたしが不快に感じていると伝えても、この人には理解できないだろうな。言っても「これはセクハラ発言ではない、わたしは良かれと思って言っているのよ」「聞いて当然のことじゃない」などと話を広げられるのも嫌だ。「そんなつもりじゃなかったのに」「今の若いもんは、神経質だ」と噂話されるのも面倒だ。早く終われ、終われと思いながら「そーですねー」「はーい、わかりましたぁー」と気のない返事を繰り返し、引きつった笑顔を浮かべ、逃げていました。
後で、その時の自分の行動を振り返り、情けなくなります。「いい人ないの？」「早く結婚を」という話題が嫌い。何も言えなくてヘラヘラ笑い続けている自分も嫌い。情けなくって嫌い。自分が嫌い。心の中で何度も、自分を殴りつけてしまう。
「対応は、これで良かったのか」「わたしは一生、結婚や女の幸せ論から逃げられるのか」について考えました。反対の立場だったら？わたしが無神経な発言をして、相手を傷つけた時、どういう言葉かけをして欲しいだろうかと考えました。
・・・
わたしが加害の立場なら「その発言は、わたしを傷つけるものです。言われて、苦しい。そういうことを言うのは止めてほしい」と教えて欲しいです。自分の痛みには敏感なくせに、他人の痛みには鈍感でいてしまう、どうしようもない人間だから。変わりたい、切り替えたいと願っているので、申し訳ないのだが一から教えて欲しいと、頭を下げたいです。
わたしは経験の浅い牧師ですが、無神経なことを言ってしまったと後悔することが何度もあります。たくさんの人を傷つけてしまいます。寝る前には自分の中で反省会をし、神様に思いを打ち明け、お祈りをしなければ眠れません。
本人ではなく、別の方から指摘を受けることもあります。
牧師に直接言いづらい、でも苦しい、傷ついたと思う時、「誰にも言わないで欲しいんだけど…」と別の方に相談する。後日、その人から「○○さん、松本先生の発言で傷ついていますよ」と言われる。何名かの方から親切で教えていただき「そうだったのか」「たしかに、あれは酷い発言だった」と反省します。できたら、わたしに直接、教えて欲しい。そうすれば、すぐに本人に謝ることができるから。
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今、はりま平安教会は会堂建築の幻を抱き、祈りを合わせています。また「キリストの風（LGBTセクシャルマイノリティの方々のキリスト教教派を超えた集まり）」集会からのアンケートを教会全体に呼びかけています。
役員会でも「新しい教会堂」「どのような教会を目指すのか」「LGBTセクシャルマイノリティの方が安心して通える教会とは」という話も出ています。
そんな話をする中で、「結婚！子ども！」という言葉をヘラヘラ聞き流している牧師、セクハラ発言から牧師が逃げている教会って、それじゃ居心地悪すぎる教会だよな、と思いました。
・・・
LGBTの方が安心して来られる教会ではないかもしれない。出席簿は「男性・女性・子ども」で分けているし、新来会者カードも「男・女」に丸をつける箇所がある。変えていきたいと働きかけている途上。無神経な発言を聞くかもしれない。
でも、変わりたいと思っています。「それ言われると、嫌な気持ちになる。やめてください」と言える教会、指摘を受けたら「嫌な気持ちにさせてしまって、ごめんなさい。教えてくれてありがとう」と言える教会。これからも、神様から与えられたいのち、１人１人の存在が良しとされることを証できる教会になるために変わっていく教会でありたい。
そんな風に言える牧師でありたいです。
・・・
わたしも今後は「子供を産め」の発言に丁寧に返事をしていきたいです。
「女性の幸せは結婚」と語られる女性牧師からも逃げ回っていましたが、今度会って、また同じ話をされたら、うまく自分の気持ちを言えるようになりたいです。
「・・・ご自分が結婚されて、それが幸せだったということは、お話しを聞いていてよくわかりました。でも、違う価値観の人もいるかもしれない。少なくても、わたしは「女性は養ってもらい、子どもを産むことが幸せ」とは思わない。その言葉は人を傷つけます。わたしは、言われて苦しい気持ちになります。「結婚したいと、女性なら普通はそう思うもの。家族も望んでいるはず」と言われますが、そう言われて傷ついている人、苦しんでいる人がたくさんいます。わたしは、傷ついている人たちの味方になりたい。そんな価値観が全てじゃない！と言える側に立ちたいです。「人間の人生は違うし、その人が何を幸せに感じるかは、１人１人ちがいます。でも、どんな人生でも、あなたが一生懸命いのちを燃やして生きている姿を、神様は祝してくださいますよ」と言える牧師、教会でありたいと願っています。」
教会でも、自分の気持ちを言えますように・・・。
「「早く元気な赤ちゃんを産んでください」と言われるのは、「産んで当然」「産む能力があって当然」「健康な子どもを産んで当然」と決めつけられているみたいで、すごく居心地が悪いです。わたしを傷つけるためではなく、心配して言ってくれているのはわかります。でも、言われるのが辛いんです。妊娠するかもしれないし、そうじゃないかもしれないし、将来どうなるかはわかりません。
もし、祈っていただけるのでしたら、どうか、パートナーとわたしが十分に話し合い、決断したときに、わたしたちの思いを応援してください、祈ってくださいとお願いすることが出てくると思います。その時には、ぜひ、祈りの支えになってください。」
今までは、結婚子どもの話題が出たら嫌だなとビクビクしていました。でも、「次に言われたら、こう言おう」「わたしの気持ちを言おう」と思ったら、少し元気が出てきました。今感じている力を、神様どうか失うことがありませんように。
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牧師 松本あずさ
〒675-0038
兵庫県加古川市加古川町木村112-2
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